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新潟県の子どもはなぜ虫歯が少ないのか? その4

フッ素の記事も4回目の情報になります。

以下アメリカでのフッ素予防です。

 

新潟県の子どもはなぜ虫歯が少ないのか?

 

アメリカ人の子どもの歯は硬い

 日本小児歯科学会理事長の木本さんが勤務する神奈川歯科大学は横須賀市にあります。米軍基地がご近所なので、アメリカ人の子どもも虫歯を作って受診します。

 

 「アメリカ人の子どもの歯は硬いですよ。タービンで削る時、日本の子どもの歯は軟らかいので豆腐を切るように簡単に削れますが、アメリカ人は歯の表面のエナメル質の硬さが違いますね」と木本さん。アメリカでは、虫歯予防のために地区によって上水道にフッ素を混ぜていますが、歯ができる時から体内に吸収されたフッ素が作用して歯質を強化するので、日本人とは硬さに違いが出るのだと言います。横須賀市内にあっても米軍基地内の水道はフッ素入りです。

 

 日本では水道への添加どころか、フッ素洗口の小学校などへの導入も議論を呼んでいるわけですが、アメリカなど水道にフッ素を加えている国や地域は少なからずあります。木本さんは子連れでアメリカ留学の経験があり、わが子はフッ素入りの水道水で育ったそうです。「アメリカでは水道にフッ素を入れるかどうか、地区の住民投票で決めます。反対が多ければ見送って、それでも使いたい人は薬局でフッ化物のタブレットを買って子どもになめさせています」

 

 日本では、虫歯が減る一方で、虫歯だらけでかむことに障害が出る「口腔崩壊」の子どもの存在が問題になっています。家庭で手に負えないわけですから、学校を軸にした支援はとても重要に違いありません。木本さんは「そういう患者さんを見ると歯がゆいですね。フッ素洗口を行って、歯磨き指導をきちんとすれば、口腔崩壊のお子さんを減らせるわけですから」と言います。学校での歯科検診の結果をどう生かすか、工夫が必要なようです。

待ち構える「思春期の壁」

 12歳児歯科検診の都道府県格差から話を進めましたが、実は全国共通の大問題がこの後に控えています。「思春期の壁」。木本さんは言います。「小学生のうちはちゃんとやっていても、中学、高校になると親や学校の言うことを聞かなくなって、良い習慣が崩れて成人までの間に虫歯を作ってしまうケースが多いんです」

 

 保育園や小・中学校でフッ素洗口を経験した人は、未経験者よりも虫歯が少ないという新潟県弥彦村の少人数(平均年齢31歳、女性)の調査はありますが、新潟県によると、県内の成人の虫歯が少ないことをうかがわせるデータは見当たらないそうです。集団フッ素洗口普及前の世代ですが、60歳で自分の歯が24本以上という「6024」で、全国平均の達成率74%に対して、新潟県は70%。80歳で自分の歯が20本以上という「8020」は全国平均では達成率が50%を超えましたが、新潟県は39%です。県の健康対策課は「子どもの良い歯をどう大人につないでいくかが大きな課題」という問題意識を持っています。

author:松岡歯科医院ブログ「ちょこっと聞いて」, category:歯に関する情報, 07:43
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